神の乳母 異形に奪われた妻【チンジャオ娘】

マンションの上の階に引っ越してきた神守さん。
その神守さんがベビーシッターを探していると聞いた百合恵は、そのバイトに応募しようとします。
ちょうど子供の手も離れてきた頃ですし、夫もOKしてくれたので、さっそく神守さんに話を伺いに行きます。
ところが、この神守さんの家はおかしなところだらけ・・・
家の中は真っ暗だし、神守さんは真っ黒な喪服のようなものを着ているし・・・
極めつけは、百合恵がベビーシッターすることになる赤ちゃんでした・・・

神の乳母【チンジャオ娘】

神守さんに紹介された赤ちゃんは明らかに人間ではありません。
強いて言えば、セミの身体に人間の頭がついたようなシロモノだったのです。
驚いて逃げようとする百合恵ですが、神守さんはそこまで想定済みだったようです。
百合恵が逃げられないようにして、強制的に百合恵を神の乳母にしてしまいます。

しかも、神守さんは家族の安全についてまで言及し、絶対に百合恵を逃げられないようにします。
こうして百合恵は神の乳母として異形の相手することになってしまいます。
来る日も来る日も神守さんの家に行っては、異形に嬲られる毎日・・・
しかし、嬲られ続けていくうちに百合恵の心の中にも変化が生まれてきます。
それは、「神」と呼ばれる異形がだんだん愛おしくなってきたのです。

百合恵の中では家族のためという名目があるのですが、本心では神の乳母として嬲られることを望むようになっていたのです。
こうなってはもう、百合恵を止めるものはありません。

しかし、この嬲られ放題の日々も終わりが近づいてきます。
変化があったのは百合恵だけではなく、神と呼ばれた異形にもあったのです。
百合恵と交わることによってだんだんと大きくなった異形はついに、百合恵を女として認識します。
それまでは、触手で嬲られるだけだったのですが、異形の目的は種付けに変わったのです。
もちろん友里恵はそれを拒む様子もなく、むしろ望んで受け入れていきます。

こうして種付けが終わった後、神守さんの部屋に残っていたのは百合恵だけでした。
大きくなった異形も神守さんも跡形もなく、百合恵は本能的に神の乳母の役目が終わったと認識します。

こうして百合恵の日常に平穏が戻ってきた・・・はずなのですが、物語はまだ終わりませんでした。
それは、百合恵が妊娠したのです。
百合恵自身はとてもうれしそうなのですが、これを不可解に思っていた人物がいます。
それが、百合恵の夫です。

実は友里恵はかつて流産しており、その時のショックから「いないはずの子供」がいると信じ込んでいたフシがあるのです。
今回の妊娠によってその思い込みは解除されてきているのですが、夫にとっては何か不気味なものがすぐ近くにいる気がしてならないのです・・・